January 12, 2026
- ダイバーシティ推進委員会
ダイバーシティー推進委員会:コラム Vol.2
ダイバーシティは、特別なテーマではなく、私たちの働く日常の中にあるもの——。
日本コンベンション協会ダイバーシティ推進委員会のこのコラムでは、現場で見つけた小さな気づきや、会員のみなさまの声を通して、多様性についてともに考えていきます。
Vol.2はプリプレス・センターの五位尾 梓さんです。
ダイバーシティって、どうやって「浸透」させるんだろう?
女性委員会がダイバーシティ推進委員会と名前が変わって随分経ちました。ダイバーシティ=多様性。性別や年齢、国籍、働き方の違いなど、いろんな人がそれぞれの個性を活かして働ける環境をつくること。言葉の意味も、メリットも、頭では理解しているつもりです。
でも、「それって本当に浸透しているのか?」と疑問に思うことがあります。近頃は制度や方針は整っている会社も多いと思います。しかし職場の空気や日々のコミュニケーションの中で、まだまだ“多様性”が自然に受け入れられているとは言い切れない気がしています。
目先のことだけを考えたり、損得だけを考えると不利益を被ったり、不公平感を感じることは確かにあるでしょう。ライフスタイルも多様化しており「お互い様」の精神だけではもたなくなっているなかで、どのようにみんなが納得しそれを浸透させていくのか。私個人としての課題もここにあるように思いました。

制度があることで逆に「使いにくさ」や「遠慮」が生まれてしまうこともあるように感じるのかもしれない。
「浸透させる」と一言で言っても、何をどうすればいいのかは簡単ではありません。制度を整えることも大切ですが、それだけでは人の気持ちや行動までは変わらない。むしろ、制度があることで逆に「使いにくさ」や「遠慮」が生まれてしまうこともあるように感じます。
たとえば、誰かが制度を利用したときに、「いいな」「ずるいな」といった空気が生まれてしまうと、それはもう“多様性を受け入れている”とは言えないのかもしれません。制度があることと、それが自然に使えることの間には、見えない壁があるように思います。
また、ダイバーシティという言葉が少し“きれいごと”のように聞こえてしまうこともあります。実際には、誰かの事情を理解することや、違いを受け入れることは、時に自分の負担や不便を引き受けることでもあるからです。だからこそ、理想だけではなく、現実の中でどう折り合いをつけていくかが問われているのだと思います。
私自身も、どうすれば自分の職場でダイバーシティが自然に根づいていくのか、まだ答えは見つかっていません。でも、だからこそ、他の会社ではどんな工夫をしているのか、ぜひ知りたいと思っています。
皆さんの会社では、どんなふうにダイバーシティを考え、取り組まれていますか?
そして、それは社員一人ひとりに、どんなふうに届いていますか?
是非ご意見を頂ければと思います。
JCMAダイバーシティ推進委員会 株式会社プリプレス・センター 五位尾 梓